こんにちは、みみ(@mimi2eye)です!
わたしは網膜色素変性症という眼の難病を患っている視覚障害者です。
家族や友人はもちろん、様々な人の支えがあって、病気や障害と付き合いながらも毎日楽しく暮らしています!
それでもやっぱり悩みは尽きなくて、病気や障害のことで落ち込んだり悲観したりすることは多々あります。
ということで、
今回はわたしなりの病気や障害との向き合い方、楽しく生きるコツについて書いていきます。
病気や障害だけがわたしの全てじゃない!
わたしは生まれつき障害をもっていたわけではなく、病気により徐々に目が見えづらくなってしまい視覚障害者となりました。
それまで何事も無く暮らしていたわたしにとって、障害者手帳を取得したり、白杖を使い始めることは
と嫌でも自覚させられてしまう重い出来事でした。
そんな中で、無意識のうちにわたしはこんなことを思うようになっていきました。
- とにかく人に迷惑をかけないようにしなくちゃいけない
- 何か思うことがあっても、あまり主張はしすぎないでいよう
- やりたいことがあっても、周りの助けが必要なことは我慢しよう
とにかく人に迷惑をかけてしまうことを恐れていたんです。
自分の存在はちゃんと人の役に立ててるんだろうか?と不安になることもしばしば。
こんな思考を繰り返してばかりの憂鬱な日々を過ごしていたある時、ふとこう思ったんです。
病気や障害について悩むあまり、自分の中には障害者であること以外にも色んな要素があることを忘れてしまっていたんです。
例えば、夫の妻であること・主婦であること・漫画やアニメがすきなこと・コスメやおしゃれがすきなこと‥
障害者である前に、わたしはわたしです。
たしかにわたしは視覚障害者だけど、でもそれはわたしの中のたった一部でしかない!
病気や障害だけがわたしの全てじゃない!
これに気付けたことをきっかけに憂鬱な日々から抜け出し、毎日がちょっとずつ明るくなっていきました。
障害者ということを必要以上に意識しすぎちゃったのかもしれません。
最初は持つことに抵抗があった白杖についても、健常者が視力の低下で眼鏡をかけるのと同じような感覚で白杖を使っていこうと思い直すことにしました。
病気や障害という属性に囚われすぎず生きよう!
病気や障害だけがわたしの全てじゃない!と今となっては当たり前とも思えるその事実に気付いたことによって、わたしの病気や障害との向き合い方は大きく変わりました。
正確には、向き合い方が変わったというよりも、病気や障害のことをあんまり気にしなくなったという方が正しいかもしれません。
以前は何をするにも、何を思うにも
なんて思ってました。
たしかに視覚障害があるわたしは、誰かの手を借りることは多いし、物理的にできないこともあります。でも、それって健常者も一緒なんじゃないのかなと思ったりもします。
そこで、こう考えるようになりました。
病気や障害という属性に囚われすぎず生きよう!
無意識のうちに自分のことを障害者なんだと意識しすぎていませんか?
障害者なんだと意識しすぎるあまり、迷惑をかけてしまうことを恐れたり、人の役に立ててるのか不安になったりしてませんか?
障害者である前に、あなたはあなたという人間です。
病気や障害があると新しいことに挑戦したり、すきなことを貫いたりすることを諦めがちになっちゃいますよね。
そんな時、今のわたしはこう思うようにしています。
迷惑をかけてしまうかもと心配するよりも、手を貸してくれた人にしっかり感謝を伝えられる人になろう!
いつも助けて支えてくれる人たちに心から感謝です。
もちろん、人に頼りきりになったり、多大な迷惑をかけてまで何かを成し得ようとは思いません。
でも、障害者だから…とすきなことを諦めたり、自分の可能性を狭めたりはしたくない。
わたしはわたしのできる範囲のことで誰かの役に立ったり、新しい挑戦をしていこうと思います。
障害者という属性に囚われるよりも、もっと自分自身に目を向けて毎日を明るく楽しく過ごしましょう!
おわりに
今回は、わたし自身が視覚障害者となってから今に至るまでの心境を振り返ることで、わたしなりの病気や障害との向き合い方について書きました。
病気や障害に限らす、健常者でも必要以上に何かの属性に囚われてしまっていることがあるかもしれません。
ママだから…とか、学生だから…とか。
今まさに悩んでいたり、生きづらさを感じたりしている方は、自分も属性に囚われすぎていないかと自分自身と向き合ってみてはどうでしょうか。