こんにちは、みみ(@mimi2eye)です!
こちらの記事では、
- 病気や障害のことを周囲に隠している人
- 隠さずに伝えたいけど、勇気が出ない人
- もう隠しているのがつらくなってきた人
そんな方へ向けた私の体験談です。
今となっては白杖を持って出かけることにも慣れましたが、過去には病気や障害のことを周囲に隠していた時期がありました。
今回は、そんな私が「病気や障害について周囲に隠すのをやめた今」に至った理由とその後の変化をまとめたので興味のある方はぜひご覧ください!
障害のことはなるべく隠してきた
私は眼の視野に障害がありますが、学生の頃は今よりまだ症状が軽かったので仲の良い友達にすら病気や障害のことを伝えていませんでした。
見た目にはわかりづらい眼の障害のことをどう伝えたらいいのかもわからなかったし、友達に気を遣わせてしまうかもという不安や受け入れてもらえなかったらどうしようという怖さがありました。
病気や障害のことを隠さず伝えるという行為は当時の私にとって「視覚障害がある」という自分にとって認めたくない現実を突きつけられているような感覚で、その現実から逃げたくて病気や障害のことを隠していたように思います。
また、隠さず伝えることは自分の弱みをさらけ出すことのように感じていて、当時の私にはまだ抵抗がありました。
そんな風に思っていました。
隠していることによる不都合やトラブルがないとは言えませんでしたが、それでもまだなんとか誤魔化して生活していました。
そうは言っても大変なことやつらいことも多くて、「いっそ隠すのをやめれたら楽なんだろうなぁ」という気持ちはあったものの行動に移せなくてうだうだと悩む日々…。
視覚障害のことを伝えていない状況では、相手に理解や助けを求めることもできなかったし、友達からの誘いも断りがちになったりと人付き合いが徐々に減っていってしまいました。
一人でいることは楽でもあったけれど、やっぱりどこかで寂しさや虚しさを感じていました。
その後、病気の進行により私が一人でできることは少しずつ減っていってしまうのでした…。
障害のことを隠さなくなったきっかけ
これはもう単純に、隠していられなくなったからです。
病気の進行により、日常でも人の手を借りる場面が増えたので、視覚障害についてある程度の説明をせざるを得なくなってきていました。
仲の良い友達のように深く長く付き合う関係であれば尚更、こちら側の努力と相手側の理解が必要になってきます。
ずっと悩んできたけれど、ここまでくると「視覚障害のことを伝えるつらさ」よりも「視覚障害のことを隠しているつらさ」の方が上回ってしまったという感じでした。
今でも隠せるものなら隠していたいし、病気や障害については積極的に話題にしたくないというのが本音かもしれません。
しかし既に、隠していることで誰かに迷惑をかけたり傷つけてしまう恐れがある状況になってしまっているので、自身の視覚障害についてちゃんと人に伝えられるようにならなくてはと思うようになりました。
でもまぁ、思ったところでそんなすぐに変われるわけもなく…。(すぐに変われるならそもそもこんなに悩んでない。笑)
私が視覚障害のことを人に伝えられるようになるには、ここからさらに時間が必要となります。
なので、頭ではわかっているのになかなか行動に移せなくて苦しんでいる人がもしいるのなら、どうか自分のことを責めないでくださいね。
自分の障害のことを、ちゃんと伝えよう!知ってもらおう!理解してもらおう!とそんな風に思える時がいつかきっと来るはず。
そう思える日がきたら、あとは少しの勇気を出して最初の一歩を踏み出すだけ!
自分のペースでいきましょう!
障害のことを隠すのやめた結果
ずっと人に伝えられずに悩んできた私も今では、長く付き合っていきたいと思う人にはきちんと説明して、障害のことを知ってもらっています。
きっと中には、病気や障害があると伝えたことで離れていってしまう人もいるでしょう。
そんなことが原因で疎遠になるようなら、残念ですがご縁がなかったんだと思うようにしています。
幸いにも、私の周りには視覚障害があると伝えてからも今までと何も変わらず付き合ってくれる人がたくさんいます。
そんな理解のある人たちのおかげで、今までなら一人ではできずに諦めていた多くのことを経験できるようになりました。
心からそう感じています。
今でも、すんなりと病気や障害のことを人に伝えられるわけではないけれど、あんなに抵抗があった以前と比べればもうなんてことなくなっちゃいました。
自分の病気や障害のことを隠さず伝えられるようになってからは人との関わり合いが増えたこともあり、まるで世界がグッと広がったような気分です。
おわりに
そもそも、病気や障害のことは自分の中で受け入れることすら難しいですよね。
それを隠さず伝えるなんてことは当然簡単ではありません。
私自身が障害のことを隠すのをやめたきっかけは、「もう隠していられなくなった」というちっとも前向きではない理由だったのですが、今となっては隠すのをやめてよかったと思っています。
今まさに病気や障害を一人で抱えて悩んでる人にとって、この記事が何か少しでもヒントになれば嬉しいです。